□糖尿病網膜症の病態と治療	□加齢黄斑変性の遺伝子研究
□糖尿病網膜症とPEDF	□白内障術後に生じる屈折誤差の研究
□未熟児網膜症に関する後ろ向き観察研究	□眼底血流測定（DMR,AMD）
□未熟児網膜症の予後と屈折度数に関する研究	□白内障術後の偽調節と高次収差に関する研究
□高齢者を対象とした眼科コホートスタディ（藤原京スタディ）	□緑内障が生体リズムへ与える影響(LIGHT study)

高齢者を対象とした眼科コホートスタディ（藤原京スタディ）

超高齢社会を迎えようとしている日本において、高齢者の健康・QOLの維持と加齢による変化（病気を含め）の解明は重要課題です。2007年奈良県立医科大学地域健康医学教室を中心とし、健康な高齢者を対象としたコホートスタディである「藤原京スタディ」が開始されました。
高齢者のQOLと生活機能に視力は重要な要素であり、高齢者の視機能とそれに関する因子を解明することで高齢者のQOLの保持、そして向上に貢献できると考え、5年後追跡調査である2012年度調査より私たちは参加しています。また、高齢者の眼疾患の有病率 、加齢による眼底変化（網膜厚）、眼疾患と全身因子（全身疾患・高血圧・糖尿病・動脈硬化）を調査することで、高齢者の眼底の特徴を解明することも目的としています。
アンケート調査、問診、視力検査、眼圧検査、光干渉断層計を用いた眼底検査、血液生化学検査を施行し、データ解析をしています。