外来案内について(2024年10月時点)
専門外来は完全予約制です。
初診の場合はまず、月・火・木の外来を受診するようお願い致します。
地域連携の予約は月が6名、火・木が8名、水・金は5名可能となっております。
専門外来について
当科で行われる網膜硝子体手術は糖尿病網膜症、黄斑円孔、黄斑前膜、黄斑変性、網膜剥離、硝子体出血などを始めとして、網膜硝子体疾患全般に渡っています。また25,27ゲージでの小切開手術を行っており、低侵襲で短時間での手術が可能となっています。
加齢黄斑変性に対しては最新型の光干渉断層撮影装置、フルオレセイン蛍光眼底造影検査、ジアグノグリーン蛍光眼底造影検査による正確な診断のもと、抗VEGF治療薬やPDTによる治療を行っています。
糖尿病網膜症は当科では特に重症例も多く、視力改善を目的として硝子体手術を行っております。また糖尿病初期の症例に対しては、内科医と連携した上で、網膜症の変化を経過観察していき、必要に応じてレーザー光凝固を行っています。
網膜剥離に関しましては軽症例から重症例まで対応しています。難症例ではパーフルオロカーボンやシリコンオイルを使用して好成績を残しています。
当科では様々な原因による角膜感染症や、角膜が混濁する角膜ジストロフィ、さらに近年増加傾向にあるドライアイに対する診断や治療に力を入れています。また角膜が混濁し視力が低下した症例や角膜穿孔を起こした症例に対して、角膜移植や羊膜移植等の外科的治療を行っています。
毎週火曜日と第2.4金曜日の午後には、小児眼科、斜視弱視外来診療を行っており、年間約500名の方に初診としてご来院頂いています。
対象疾患としては、近視・遠視・乱視から、斜視・弱視、先天性眼疾患等のあらゆる小児眼科疾患を網羅しています。また、小児科、新生児科とも連携し、未熟児網膜症や全身疾患と関係した眼疾患に対応しています。
手術の必要な疾患の場合、斜視手術に対しては2泊3日からの入院で対応しています。また、当院NICU入院中の未熟児に対する診察も年間約150症例行っており、重症例には網膜光凝固術も行っています。NICU退院後も引き続き外来での経過観察を行います。
当科では視野検査、隅角検査、眼圧測定、必要に応じて眼圧の日内変動測定などの検査を行い、緑内障専門医が病型や病期を判定した上で個々の患者に適した治療方針を確定します。また眼科開業医と連携し、定期的な経過観察を行うこともあります。緑内障検査機器として最新型の光干渉断層撮影装置(OCT)、ハンフリー視野計、超音波生体顕微鏡などを使用しています。緑内障手術は、線維柱帯切除術、線維柱帯切開術、緑内障インプラント手術を主に行っています。
脳神経に関連した眼の神経に異常を来す疾患、たとえば視神経炎による視力低下、眼球運動障害による複視、眼瞼下垂、瞳孔異常などに対する診断や治療を行っています。また検査機器として、ERG、VEPを始め、multifocal ERGやmultifocal VEPなどを使用しています。MRIや全身検査で詳しく原因を検討し、必要に応じて関連する神経内科や脳神経外科と共同して治療にあたっています。
研究情報の公開について(オプトアウト)
奈良県立医科大学病院眼科では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた過去の診療記録等をまとめる研究です。このような研究は、文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究について詳しくお知りになりたい時や、研究への参加を希望されない場合は下記の「お問い合わせ先」へご連絡ください。
以降の情報公開文書について
上記掲載分以降の情報公開文書(オプトアウト文書)は病院ホームページに掲載しております。