女性医師に対する医局支援
奈良県立医科大学眼科では優秀な眼科医を育成する目的で、妊娠・出産・育児などの家庭的な事情にも配慮した勤務システムを採用しております。全国的な眼科医師不足のおり、女性医師が安心して働き続けられる環境を整えることは医局として最も重要な課題のひとつと考えています。女性が眼科医としてのキャリアを妊娠・出産・育児の間も継続または休止後再開できるよう、医局としてできる限りの支援を考えます。
1.関連病院でそのままキャリアを継続
医局としては、原則として関連病院で常勤医としてそのままキャリアを続行できるよう全面的に支援します。妊娠・出産・育児に伴い診療が制限される場合には、大学から臨時に非常勤医師を派遣します。
2.大学病院でキャリアを継続
妊娠・出産・育児に伴い関連病院での診療継続が困難となった場合には、大学病院でのキャリア続行をお勧めします。身分は勤務形態によって医員もしくは研究生、または大学院生となります。外勤を含め、収入は十分あります。勤務日数は週1日から5日間まで、個別に対応可能です。専門医取得の支援も致します。勤務形態に見合った給与を確保します。
3.関連病院を異動してキャリアを継続
勤務先でのキャリア継続が困難である場合、より労働環境の整った総合病院への異動により、キャリア継続を支援します。特に総合病院の場合は、夜勤や待機はなく、勤務日数や勤務形態など、個別に対応可能です。
4.離職およびその後の復帰支援
一旦退職・休職される場合でも、非常勤医師として少しでもキャリアを継続することをお勧めしています。やむをえず離職された場合、スムーズに臨床復帰できるよう支援します。