基礎研究
加齢黄斑変発症機序の研究
加齢黄斑変性は本邦における中途失明原因の上位となっており、その重要性が指摘されております。現在これらを防止するために様々な研究がすすめられています。中でも昨今では分子生物学的手法を用いたアプローチが盛んになってきており細胞レベルからその発症メカニズムが明らかになってきております。またVEGF(血管内皮増殖因子)やPEDF(網膜色素上皮由来因子)などをはじめとする様々なサイトカインの関与も明らかとなってきました。しかし、現在に至るまで未解決の部分も多くあり今後の課題でもあります。
当科では加齢黄斑変性における喫煙や糖尿病などのリスクファクターやいわゆるメタボリックシンドロームとの関連について本学生化学教室の高沢教授らのグループと共同でこれらの基礎的研究に取り組んでおります。